カテゴリー「報道」の3件の記事

2009/08/08

高圧電流

7/30 の京葉線の事故で、

近くを走行する車両から異常な高圧電流が出て変電所のブレーカーがショートした可能性が高い

という報道を聞いた。虫酸が走る。
高圧電流って、何だろう? 大電流を抵抗に通したら、その両端に高圧が発生するだろうが、電流の属性に電圧はないだろう。

そう思って探したら、さすがに虫酸が走る人は多いようで、こんなブログがあった:

でも、虫酸が走る人は報道の現場にはいないものらしい。いや、それとも、JR も都交通局も、そういう言葉を使って説明していたのだろうか? 

そう言えば、有刺鉄線に高圧電流が流れているという表現もあった。しかし、高圧が発生するように抵抗に大電流を流していたら、抵抗は発熱し電気代がかかって大変そうだ。有刺鉄線は、絶縁しておいて高電圧をかけ、常時は電流が流れず、招かれざる客が地面との間を短絡した時にだけ大電流が流れるよう、設計してあるのではなかろうか?

2009/06/21

「CO2を9割減」の石炭火力発電所!?

三菱重、「CO2を9割減」の石炭火力発電所 豪に建設

三菱重工業は石炭を燃料に使いながら、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を大幅に抑える次世代型の火力発電所をオーストラリアに建設する。

という記事を見て、目を疑った。火力を原子力にすればそのくらいの CO2 減はできるだろうが、排出 CO2 を減らしたら出力も減るはず。理解を越えているのでソースを探したら、

ドイツで石炭火力発電所のCO2回収実証 エーオン・エナジーと共同で2010年に100トン/日設備を稼働

三菱重工業は、ドイツの電力会社、E.ON Energie AG(エーオン・エナジー)と共同で、石炭火力発電所から排出される二酸化炭素(CO2)の回収技術実証を、同国内で行う。燃焼排ガス中のCO2を特殊な吸収液(KS-1)と蒸気で分離・回収する当社の技術を用い、回収能力100トン/日(排ガス処理量2万m3/時)の試験設備を2010年初めに稼働。消費エネルギー量の削減を主眼に各種検証を始める。

だった。回収した CO2 をどう処理するのかがわからないが、少なくとも技術の鍵は発電所ではなくその後段の「回収」にある。それが石炭火力なのは現在の情勢からそうなったので、量の多寡はあれ、燃焼排気として CO2 を出すプラントであれば、どこにでも使える技術ではないだろうか。記事の書き方もさることながら、

「CO2を9割減」の石炭火力発電所

という表題は、火力発電自体の CO2 発生を減らすように受け取れて、あまりにもミスリーディングだと思う。

2009/03/23

永久機関

毎日新聞の科学担当記者は、中学レベルの理科も特許制度も理解していない

記者が書いてから記事が出て行くまでに、中身を見る人はいないのだろうか? 盲判? 毎日の科学部は永久機関を信仰している?

四日経っても元記事を読めるのもすごい...