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2016/02/21

スコアを見て室内楽を弾くこと

スコアを見て弾ける

紙の譜面しかなかった時代には、管弦楽も室内楽もパート譜を見て弾くのが当然だと思っていた。ピアノだけはスコアを見られるけれど、自分で譜面をめくる楽器は、自分のパートだけにしないとめくる余裕がない。

しかし、2013 年、Borromeo Quartet を聴いて目から鱗が落ちた。譜面を電子化する利点は、譜めくりの便だけではなかった。

http://northwestwind.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/pdf-c58d.html

10 番は印刷もののスコアだった様子。見開き 2 ページを一画面にしていて、めくりには気が付かなかった。 11 番は、手稿らしい横長のページのスコアで、三段の譜面。1 ページしか表示していないので、一楽章などはすぐにめくりになる。しかも、ページごとに傾いていたり折れているところがあったり、めくったことが一目瞭然。譜面に興味がなければ、目障りに感ずる人もいるだろうと思う。 12 番は印刷譜のようだったが、なぜか一面に 1 ページしか表示していなかった。文字の書き込みは目立たなかったが、蛍光ペンのような色で塗ったところもあった。電子ファイルだから、何を書き込んでもオリジナルは残しておけるわけで、書きたい放題だということを、どこかで読んだのだった。

http://www.classicajapan.com/wn/2013/03/190042.html

なぜ楽譜をデジタル化するかについては、まずはスコアを見ながら演奏したいというのが出発点だったとか。ヴァイオリンのニコラス・キッチンによれば、パート譜で演奏していたころは、練習時間の多くが他人が何を弾いているのかを確かめるために費やされていたけど、4人がスコアを見れば効率的である、と。さらに「作曲家がアンサンブルに同一性を求めなかった場合でも自信が持てる」ということで、ベートーヴェンがそれぞれの楽器に異なる弾き方を要求しているときに、すぐに発見できるのが利点。さらに練習では手稿譜もデータで参照しているそう。

 

MacBook Pro を電車で持ち歩くのは無理があるし書き込む手段も必要だからすぐには真似できないが、「スコアを見て弾く」というのは頭に引っ掛かって離れない。近々、十年ぶりくらいに室内楽を弾けそうなのだが、紙の譜面でなんとかならないか、思案している。

iPad を使っている人はいるそうだし、iPad Proの大きさなら、二枚使えば充分使えそうではある。指揮者用譜面台なら問題なく載りそうだが、それも持ち運べるようになった時に実用になるか。

今回は時間的にも間に合わないので、紙で行くしかなさそうなのだが、老眼になって、譜面を拡大コピーしている人は多いと聞く。譜面台はおよそ A3 見開きを想定して作ってあるが、裏打ちがあれば A2 見開きならいけるのではないか? それなら、一頁にスコアの四頁を印刷すれば、見開き八頁分は行ける。手元のスコアで試してみたら、そのくらいあればなんとかめくる場所はありそうだ。何も頁の最後でめくる必要はないので、めくれる休符のある「元の頁」を、見開きのめくる前とめくった後と、二箇所に刷っておけばよい。

まだ試していない。とにかく自分のパート用のスコアを作ってみよう。

 

製本

ところで、製本には学生の時からスティック糊を使っていて、粘着テープによる方法は後から聞いたがやったことがない。探したら、

があった。どちらも

2ページずつになった見開きの楽譜同士を、本のようにしていく作業に入ります。 組み合わせた楽譜を取り出し、その片側にのりをつけていきます。

ところには進歩はないようだ。

両面コピーを使ったら、もう少し省力できないか? 三枚以上の両面印刷紙を綴じるのに、あまり上手い方法を思いついていないのだけれど。

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