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2016年2月の4件の記事

2016/02/28

CP+ で中井精也さんのお話を

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SONYα6000を持っている。利用者登録をして、撮影会やレンズ試用会に何度も参加し、自力では始めるのが難しい分野の写真も撮る機会をもらった。

その一環に「α アンバサダープログラム」というのがあって、「CP+2016」に招待してもらった。

四分野のセミナーに希望を描いて応募できたので、鉄道と航空を書いておいたら、「鉄道」が当たったのだ。

その時点ではどなたの話が聞けるのかわからなかったのだが、先週になって「1日1鉄」にこの記事が:  http://www.ichitetsu.com/2016/02/cp2016-243e.html

2/27 17:15-18:00 は、中井さんのカシオペアの話と知った。

おそらく、こちらを見ればわかったのだろうけれどhttp://www.sony.jp/camera/cp2016/

そちらは招待して頂いたわけだが、こちらも興味があった。

ソニーブースでは「カシオペアジオラマ」が設置されます!

ぜひみなさんも撮影してみてください。

2/27(土)、28(日)は1030分~1100分にて中井精也によるスペシャル実践講義も開催いたします。

予約不要です。直接ソニーブースへお越し下さい。

CP+ 自体が初めてなので、10時に駅に着いていればよいだろうとのんびりしていたら、会場に入るのに大行列で焦る。二階の行列が済んで一階に降りたところで 10:15!

もう、間に合わないかと思ったが、SONY が入口のすぐ横にあったおかげで辛うじて間に合った。

そこで中井さんの話を聞きながら撮ったのが、このHO。

セミナーは、中井さんが夜汽車としてのカシオペアを撮られる過程の紹介で、想像以上の大変さに舌を巻いた。

一日に「多くて」一回しか通らない列車を相手に、試行錯誤しなければならない要素がたくさん。

http://www.ichitetsu.com/2016/01/124-eb91.html

などでその一部は拝見していたが、撮影期間中、運航日はほとんど全部どこかで撮っていらしたのではないかと思う。

http://www.ichitetsu.com/2016/01/130-f1c1.html

の雪が舞う写真も、どう撮ったのかを教えて頂いた。

せっかく講演時間割がわかったので他社のセミナーも聞いた。そちらでは、外国で撮影する時に苦労するところを話していらした。

それも大変ではあると思ったが、「カシオペア」と対象を限定した撮影の大変さは想像するに余りある。

2016/02/21

スコアを見て室内楽を弾くこと

スコアを見て弾ける

紙の譜面しかなかった時代には、管弦楽も室内楽もパート譜を見て弾くのが当然だと思っていた。ピアノだけはスコアを見られるけれど、自分で譜面をめくる楽器は、自分のパートだけにしないとめくる余裕がない。

しかし、2013 年、Borromeo Quartet を聴いて目から鱗が落ちた。譜面を電子化する利点は、譜めくりの便だけではなかった。

http://northwestwind.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/pdf-c58d.html

10 番は印刷もののスコアだった様子。見開き 2 ページを一画面にしていて、めくりには気が付かなかった。 11 番は、手稿らしい横長のページのスコアで、三段の譜面。1 ページしか表示していないので、一楽章などはすぐにめくりになる。しかも、ページごとに傾いていたり折れているところがあったり、めくったことが一目瞭然。譜面に興味がなければ、目障りに感ずる人もいるだろうと思う。 12 番は印刷譜のようだったが、なぜか一面に 1 ページしか表示していなかった。文字の書き込みは目立たなかったが、蛍光ペンのような色で塗ったところもあった。電子ファイルだから、何を書き込んでもオリジナルは残しておけるわけで、書きたい放題だということを、どこかで読んだのだった。

http://www.classicajapan.com/wn/2013/03/190042.html

なぜ楽譜をデジタル化するかについては、まずはスコアを見ながら演奏したいというのが出発点だったとか。ヴァイオリンのニコラス・キッチンによれば、パート譜で演奏していたころは、練習時間の多くが他人が何を弾いているのかを確かめるために費やされていたけど、4人がスコアを見れば効率的である、と。さらに「作曲家がアンサンブルに同一性を求めなかった場合でも自信が持てる」ということで、ベートーヴェンがそれぞれの楽器に異なる弾き方を要求しているときに、すぐに発見できるのが利点。さらに練習では手稿譜もデータで参照しているそう。

 

MacBook Pro を電車で持ち歩くのは無理があるし書き込む手段も必要だからすぐには真似できないが、「スコアを見て弾く」というのは頭に引っ掛かって離れない。近々、十年ぶりくらいに室内楽を弾けそうなのだが、紙の譜面でなんとかならないか、思案している。

iPad を使っている人はいるそうだし、iPad Proの大きさなら、二枚使えば充分使えそうではある。指揮者用譜面台なら問題なく載りそうだが、それも持ち運べるようになった時に実用になるか。

今回は時間的にも間に合わないので、紙で行くしかなさそうなのだが、老眼になって、譜面を拡大コピーしている人は多いと聞く。譜面台はおよそ A3 見開きを想定して作ってあるが、裏打ちがあれば A2 見開きならいけるのではないか? それなら、一頁にスコアの四頁を印刷すれば、見開き八頁分は行ける。手元のスコアで試してみたら、そのくらいあればなんとかめくる場所はありそうだ。何も頁の最後でめくる必要はないので、めくれる休符のある「元の頁」を、見開きのめくる前とめくった後と、二箇所に刷っておけばよい。

まだ試していない。とにかく自分のパート用のスコアを作ってみよう。

 

製本

ところで、製本には学生の時からスティック糊を使っていて、粘着テープによる方法は後から聞いたがやったことがない。探したら、

があった。どちらも

2ページずつになった見開きの楽譜同士を、本のようにしていく作業に入ります。 組み合わせた楽譜を取り出し、その片側にのりをつけていきます。

ところには進歩はないようだ。

両面コピーを使ったら、もう少し省力できないか? 三枚以上の両面印刷紙を綴じるのに、あまり上手い方法を思いついていないのだけれど。

2016/02/13

交流電化と電源周波数

古い話になるが、2014/12に東海道新幹線の50Hz -> 60Hz 変換器の更新の記事があった。

JR東海、新幹線の周波数変換変電所2カ所の周波数変換装置を静止形に入替え http://news.mynavi.jp/news/2014/12/02/016/




上越・東北新幹線は 50Hz で走っている訳だし、北陸新幹線は長野で既に 60Hz だから、50/60Hz 両用の車輛も存在する。しかし、全体を 60Hz で設計した東海道以西の新幹線を今更 50Hz に変える選択はないだろうというのが、私の感覚である。現在地上で周波数変換できているものを、敢えて車上で変換するように変えるのは、車輛を重くすることになるからだ。
もちろん、その理屈を一般の人が知っているとは思わないのだけれど、工学部の中でも電気工学を学んだ人の常識でしかないということを知ることになった。




現代は、モーターを回すのに自由な周波数の交流を半導体で作り出す時代だから、電源は何でも大差ないだろうという意見を聞いたのである。なるほど、言われてみると、そう考えるのも無理はない。直観的にそんなはずはないと思ったが、説明するには車輛の実装を思い起こす必要があった。

電源電圧が 25kV もある (架線から集電する電流を小さく済ますためには、電源電圧を高くする必要がある) のだから、それをいきなり半導体にかける訳には行かない。調べてみたら 3.3kV の素子があったが、それでも電源電圧を一桁降圧しなければ、周波数変換どころではない。


富士電機のパワー半導体製品
HPM (High Power Modules)
AlSiC Baseplate (High reliability type)
 http://www.fujielectric.co.jp/products/semiconductor/usage/railway.html




降圧自体は変圧器を使えばできる枯れた技術だが、そこに電源周波数が絡んでくる。その点が、電気工学の知識なのだった。変圧器は鉄でできた芯に銅線を巻いたものだが、鉄芯の利用効率が周波数が高いほどよいのである。50Hz の変圧器は、60Hz の 1.2 倍の重さになる。重さがさらに重要な旅客機では、地上の電力供給とはほとんど関係ないので、400Hz を採用して軽量化を図っている。

そういう理由で、60Hz 用の変圧器しか積んでいない東海道系列の新幹線が、敢えて重い 50Hz の変圧器を積むとは考え難いのである。東海道新幹線の 50Hz 地域に入る区間に、現在は地上で変換した 60Hz 電源を供給している訳だが、その地上変換をやめるためには、この区間に入る全車輛の変圧器を重いものに積み替えなければならないのだから。




その時にはそこまでしか考えなかったのだが、その後にドイツはどうなのだろうと考えた。ドイツの電気鉄道は、初期に実用化されたために低い周波数を使う必要があって 16.7Hz を使っているのである。(フランスは 50Hz) それは、50Hz の三倍の重さの変圧器を必要とすることになるはず。

俄かには信じられなくて探してみたが、魔法は発見できなかった。wikipedia に曰く



The 15 kV, 16.7 Hz AC railway electrification system. http://en.wikipedia.org/wiki/15_kV_AC_railway_electrification

>  Due to high conversion costs, it is unlikely that existing 15 kV, 16.7 Hz systems will be converted to 25 kV, 50 Hz despite the fact that this would reduce the weight of the on-board step-down transformers to one third that of the present devices.




それが現実だろう。その制約の下で高速鉄道を開発するのは大変だったろうと思う。





話は地上に降りる (空からではなく、車上から)。現代は半導体の時代で、50Hz 用の変圧器は 60Hz でも使える。なら、東日本を 60Hz にするのも難しくなくなっているのでは?
と上の話をしながら思った。その疑問を、電力会社の友人にしたら、「結局、発電機なんでしょうねえ」。そりゃそうだ。無益な妄想であった。

2016/02/10

太陽暦に「月」は要るのか?

一年は52週間と1または2日

現代に約30日の長さの月を使い続ける利点がわからない。
週を単位に生活し、年毎の変動をなくしたら楽になるのではないか。

 

経緯

  旧正月。太陰暦と太陰太陽暦は月の暦だから、月を期間として日常使うのは当然。   だが、太陽暦にまで「月」は要るんだろうか? 月を使っているがために苦労を背負い込む場面が多くて、気になる。曰く

 

       
  1. 職場にて:       
    • 二月は短いから急いで
    • 今月は給料日が日曜だから
    • 期末が金曜だから
    • あーあ、新年度が始まったと思ったら次の日は休みだ       
       
  2. 学校にて:       
    • 今学期は終業式が月曜でもったいない
    • 金曜が始業式なんて
    • 今年は2/1が日曜だから、A校とB校を併願できる       
     

  太陰太陽暦なら月の長さは29か30日に決まっているが、ローマ暦は28-31日と振幅を拡げられたまま現代まで来ていて、それに振り回されている。

 

現代の生活

  現代の生活は、週を基本としていて、月に依存して動いている部分をあまり思いつかない。
  日本では給料や家賃が月払いで月賦が一般的だけれど、それは適当な数の週を単位とすれば充分ではないか?
  口座引落が広く使われているので、月給が週給になり月家賃が週家賃になっても、金融機関以外には困るところはあまりなさそうに思える。

  経済が (四半期) 三箇月を単位として動いているところはある。それは扱いやすい長さなんだろう。そこは、13週を使えばちょうどよさそうに思える。  

  
    1 quarter * 13 week = 52 week = 364 day
  

    年によって1, 2日の余りがあってもいいだろう。

 

どう使うか

  では、どのように暦を使うか。

毎年同じ曜日から始まり、年末に平年は1日、閏年は2日の特別な休みがあるようにすればよいのではないだろうか。
  どの曜日から始めるかが争いの元になりそうではあるが、どの宗教でも安息日でない日に始めるのでは?

いや、宗教上は曜日が必要で、それを変えることには抵抗もあるだろう。
  7日周期の週は現代人の生活に根差しているから、宗教週とは独立に番号で生活週の曜日をきめれば、異なる宗教の間で公平に思える。

週を基本にするなら、年は第1週1曜日から始まり、first quarterが第13週7曜日まで、second quarterが第14週1曜日から始まり...年末は第52週7曜日の後に、1か2日の特別休日がある。

 

学事暦

  そう決めれば、学校の暦は楽になりそうだ。例えば、毎学期1曜に始まって5曜に終る。
  祝日問題は別にあるが、それとて学校では月ではなく週に依存する部分が問題なのだから、毎年同じ1曜が祝日と決まっていた方が、扱いやすいのではないか?

 

困るところ

  月日で決まっている祝日の行先には困るだろう。  
  だが、年の初めは太陽暦を採用しているRoman Catholicに合せるのが現代世界の現実との齟齬が小さくなりそうだ。

日本では、例えば建国記念日は2/11だったのだから、年の42日目、つまり第6週7曜に読み替えれば問題なさそうだ。

 

結局

  ....と、現代でも月 (month) を使っているのは、昔の暦へのNostalgia以上のものでないと思えて仕方ないのだが、どうだろうか。

追記

(2016/02/11)

こういう記事があった:

月をやめよう

生活週を導入して宗教週と分けようという発想は、この記事にはなかった。

 週はどうでしょうか2001年1月1日は月曜日でした。2002年1月1日は火曜日です。毎年の新年が第一日が同じ曜日になるように考えた人もいますが、52週=364日となり、その場合は「曜日のない日」か「うるう曜」を1年に1日ないしは2日作らなければならないので、現実的ではありません。これは慣習として使い続けなければならないでしょう。  改暦によって同じ日が別の日付になったことはありますが、七曜は一度もその順が変わったことはありません。

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