« Universal Design 特に赤緑識別 | トップページ | スキーバス軽井沢事故とエアバス名古屋事故 »

2016/01/19

充分な列車を供給できない時は運休にすべきではないか?

News Up 駅の入場制限 なぜ起きた http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160118/k10010376511000.html


この記事には

 

> もう1つの要因は、安全対策にありました。大雪の際には運行本数を間引きして運転するケースがあります。雪による思わぬトラブルの発生や、トラブルが駅と駅の間で起きて乗客が混雑する車内に閉じ込められる事態を避けるためです。

 

とあるが、昨日の京王線に限っては全く関係ない。そんなことをしなくても、

 

> 京王線では朝の通勤や通学のラッシュの時間帯に68編成の電車が運行予定でしたが、間引き運転に加えてトラブルで電車が出発できなかっため16編成しか運行できず、多くの乗客が乗り切れない事態に陥ったのです。

 

1/4 の編成しか本線に出られなかったのだから。

輸送の需給は通常の朝がほぼ均衡状態。それが四倍も崩れたら、状態が発散するのは火を見るより明らか。

ならば、運行側は運休と宣言する以外に道はないのではないだろうか。

 

一方、利用者側、個人よりもその属する学校、会社、官公庁などは、間引き運転の事実を知ったら最低限その比率の通勤通学者を減らす義務があると思う。京王線沿線の学校に休校にしたところがあると聞いた。動機は生徒の安全だと思うが、結果として社会責任を果たしたと思う。

 

> このうち明治大学では、午前中の授業の休講を午前8時50分前にインターネットのホームページで告知しました。しかし1時間目の授業は僅か10分余りあとの午前9時から始まるため、学生の中には、苦労して通学したあとに知らされたという人が相次ぎ、ツイッターの書き込みには「連絡遅すぎ」「詫び単位よこせ」などといった怒りの声が相次ぎました。明治大学広報課は「判断が遅れて迷惑をかけてしまい申し訳なかった。これから改善策を検討したい」と話しています。

> また、工学院大学は、午前7時に休講を決めたものの、多くの学生が閲覧するサイトへのアクセスが集中したために操作できなくなり、大学が情報を掲載できたのは授業の始まる30分前でした。工学院大学教務課は「技術的な問題を改善したので、今後こういったことがないようにしたい」としています。

 

> こうした怒りの声は、会社員とみられる人たちも。次のような書き込みが見られました。

> 雪のため『午前中は自宅待機』と連絡が入り、途中で引き返す

> 頑張って駅まで行ったら『午前中休み』の連絡。家に戻ったら再び社員は出勤命令。振り回さないで

技術的な問題は改善の努力をすればよいが、問題はこのような対処すらしなかった組織。

1/18 の朝六時に確認した時には、京王電鉄の運行情報ページ http://www.keio.co.jp/unkou/unkou_pc.html には

「京王線 (京王電鉄の井の頭線以外の全てを指す) は三割程度の運行」

という意味の表示があった。三割の輸送力しか供給されないのだから、これに乗ってよいのは緊急度の高い上位三割の人だけであるはず。

保安、医療など、現業職の全てが緊急度の高い組織もあるだろうが、一般的な組織は、(京王線を使う従業員の中で) 少なくとも七割に自宅待機を命じる義務があると思う。

« Universal Design 特に赤緑識別 | トップページ | スキーバス軽井沢事故とエアバス名古屋事故 »

交通」カテゴリの記事

コメント

いすみ鉄道の鳥塚社長が、

 BCPという考え方。 http://isumi.rail.shop-pro.jp/?eid=2368

を書いてらっしゃいました。
Business Continuity Plan, ごく当たり前の考え方。
-----
雪が降ったら通常通りのオペレーションができなくなるという前提で鉄道会社はその降る雪の量によって、間引き運転を行うことになります。
これが、鉄道会社のBCPになります。
2分ごとに15両編成の列車をオペレーションすることは、通常の天候では可能ですが、大雪の時にはできなくなる、という前提で、事前に計画し、その計画を実行するわけです。
最近では大雪の予報が出ると、前日の夕方ぐらいに翌日の電車の運行予定を各鉄道会社は発表することが多くなりました。
これに対し、「降るか降らないかわからないのに、前日の段階で間引き運転を決めるとはけしからん。」という意見をよく見かけますが、そういう人はBCPという考え方に対する知識を持ち合わせていない人だということになります。
そして、実際に雪が降り始めると、その雪の降り方によって、4割減便、6割減便、通常の2割程度の運転というように段階を追って列車の本数を減らしていき、何とかBusiness を Continue しようと努力するわけです。
ところが、不思議なことに、利用者の方はこういうことに対する対応ができていません。

テレビのインタビューに「いつもより早めに出勤したのですが、2時間余計にかかりました。」などと言うことを恥ずかしげもなく言っているのが日本のサラリーマンです。
-----

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1164779/63545867

この記事へのトラックバック一覧です: 充分な列車を供給できない時は運休にすべきではないか?:

« Universal Design 特に赤緑識別 | トップページ | スキーバス軽井沢事故とエアバス名古屋事故 »