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2009/08/09

飛行機の幼児ベルト

先年飛行機に乗ったときに驚いた。三歳未満の子供は膝の上に乗せられるのだが、

「お父さんがベルトを締めて、お子さんを膝の上でしっかり抱いて下さい」

ベルトが必要な時に、手で支えられるとは限らないではないか! 衝突時にベルトが意味を持つ自動車とは違って、飛行機のベルトが現実的に意味を持つのは乱気流で体が浮く時くらいだと思うが、その時に親が起きている保証はない。

それで、航空会社のサイトに行って安全策をリクエストしたのだが、こんな回答であった。
回答が充分早かったことは評価するが...

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平素より弊社便をご利用頂きましてありがとうございます。

この度は、お子様とのご搭乗に際しまして、
ご意見を頂戴することとなり、誠に恐縮に存じます。

弊社と致しましても、一部の航空会社において
お子様用のコネクトベルトを採用していることは
認識致しておりますものの、一方で米国航空局(FAA)が
当該ベルトを用いて安全性の検証を行なった中で
安全性を十分に確保できるとの判断に至らず、
米国では現在当該ベルトの離着陸時の使用を禁止している状況で
ございます。

日本国内においてはお膝に抱かれるお子様用の
ベルトに関する基準はございませんが、弊社では
米国の状況や他の航空会社での状況を勘案した結果
当該ベルトのご使用をお断り致しており、
お子様は大人の方がお子様をお膝の上でしっかりと抱きかかえて頂くか、
チャイルドシートをご利用頂くことにより、
お子様の安全が確保されるものと認識致しておりますこと、
何卒ご理解頂きますようお願い申し上げます。

なお、今般頂戴致しましたご意見は、お客様からの大切なお声として
担当部署に申し伝えて参る所存でございます。

弊社と致しましては、安全運航の堅持はもとより、
お客様からのご意見を伺いながら、サービス向上に
努めて参りますので、変わらぬご愛顧を頂きますよう
お願い申し上げます。
-----------------------------------------------------

> 当該ベルトを用いて安全性の検証を行なった中で
> 安全性を十分に確保できるとの判断に至らず、
> 米国では現在当該ベルトの離着陸時の使用を禁止している状況で
> ございます。

それはわかる。車の衝突のような場合に、ベルトや可搬型チャイルドシート (安全ベスト) が危険だというのは実験的に判断できるだろう。

しかし、それは飛行機が地上にいる間だけのことだ。空中でのベルトの機能は身体をシートにくくりつけておくことで、衝撃がかかるような状況では、助かることを期待するほうが無理である。FAA の禁止だって、「離着陸時」と明記しているではないか。飛行中を禁止している訳ではない。

チャイルドシートの話は国際線のページにあるが、

> チャイルドシートの貸し出しは行っておりませんので、ご自身で日本(MLIT)、米国(FMVSS)、欧州(ECE R44)承認のチャイルドシートをお持ち込みいただきますようお願い申し上げます。
> この場合、座席予約を必要とし、小児運賃をいただきます。

それは自分のシートがあった方が安全だろう。しかし、発生確率も考えた場合に飛行機で第一に必要な対策は、乱気流で跳ばされないようにすることではないか?

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