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2009/05/19

ダイヤ

鉄道ダイヤ改正ニュース [東急]大井町線溝の口延伸、各停の大半は二子新地・高津を通過

このサイトには大変お世話になっているが、ダイヤ改正という言葉には引っ掛かる。ここに限らず、列車の運行計画のことを「ダイヤ」と言うことが多い。曰く

  1. ダイヤが乱れている
  2. ダイヤ改正

鉄道の業界用語として使う分にはよいが、旅客に対する案内、果ては一般人までがそう使うようになると、奇異に感じる。「ダイヤ」と言われて、ダイヤグラムのイメージが浮かぶ人は、どのくらいいるのだろう。

もともと列車の運行計画があり、それを二次元の図 '(ダイヤグラム) に表現して把握を容易にしたものが列車ダイヤだったはずだ。ダイヤは理解しやすいし矛盾も容易に可視化できるので、運行計画を立てるのにダイヤを用いるのは当たり前の方法だったし、今でも人が計画を確認する時にはダイヤの形式を使っていると思う。
しかし、ダイヤを公表することはほとんどなく、時刻表 (列車に着目したもの、特定の駅に着目したもの) の形に書き下したものを販売・掲示するのが、今まで続いて来た方法だろう。
ダイヤも公表するのが親切だと思うのだが、それでは手の内を晒し過ぎだと感ずるのかも知れない。駅の間のサービス水準の差・列車の間の差が明確になってしまうので、避けているのかとも思う。

ともかく、一般の旅客はダイヤに接することはないと思う。それなのに、なぜ「ダイヤ」という言葉を使うのか? 乱れるのは列車の運行で、改正されるのは運行計画ではないか。

  1. 列車の運行が乱れると言っても、実際には予定より早く走ることはまずなく、遅れていることを婉曲に言っているように感ずる。それなら、「列車が遅れている」で充分だと思う。追越や折返しを計画と変えているのなら、それは積極的な調整であって乱れではないだろう。
  2. 運行計画の改正は、そのままそう言えばよいと思う。どうしても片仮名が使いたいなら、スケジュール改正と言えば済むことだと思う。ことさらに業界用語を使わなくても、鉄道のスケジュールと言われて列車の運行計画以外の意味に取り得るだろうか?

月刊雑誌の「時刻表」を持って旅をしていた時代、列車の追越が表現されないので右にある列車が左の列車より先に来たり、読むのには細心の注意が必要だった。これがダイヤであれば、右の列車 (スジ) は左の列車より後に来ることがいつでも保証されているから、間違いようがない。
今は、時刻表形式のデータも見ずに乗換案内サイトの出した結果だけを信じて列車に乗るけれども、そこに示されたのよりも早い電車に乗れる時に、乗ってよいかどうか即断できず見送ることがある。こんな時、ダイヤを見せてくれたら一目瞭然なのに、と思う。

ダイヤという言葉を使うなら、本当にダイヤを見せて欲しい。紙の時代には大きくて困難だったことも、今なら電子的に必要な部分を拡大して見せることなど、訳ないだろう。

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